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ポエムガーデン

「勝手に訳詩」


僕の詩の創作方法の一つとして洋楽の歌詞を自分なりの解釈でまったく違うものにしてしまうという方法があります。
曲を聴きながら勝手に別の訳詞をしてしまう。(英語の分からない僕だからこその成せる技?)
そうやって出来上がった歌詞をその曲に合わせて読んでいくとまるでその歌詞がまるで本来のものであるかのように思えたりすることもあります。
そうやって創られた作品の幾つかをここに紹介してみました。
原曲に合わせて読み進めるとより感動的かと思われます。。。




【ともに成長すること】 (ビートルズ「ひとりぼっちのあいつ」)

尊重し合うことの意味を知らないでいる
助け合うことの意味を知らないでいる
人を愛することの尊さを知らないで
他人を理解することは難しい

誰でも最初は何も知らない子供
正しい事の分別もおぼつかない
けれど知らないうちに美しい花に心ときめかせ
抱きしめられる温もりに愛を覚える

夢を見ながらでも聞いてほしい
正しいことのわかりずらい世の中
けれど素直な気持ち同志で向き合うことは
心掛けひとつでたやすいのだから

足を止めて見渡せば
自分が幸せ者であることに気付くはず
君を必要としている人はすぐそばにいる
知らないうちに人の心に触れ
成長している自分に気付くはず

差し伸べる手を受け取ってほしい
ひとりでできることの限られている世の中
幸福を分かち合うことは
お互いを理解することから始まるのだから

人は時に迷える子羊
最良の道を選ぶことは容易ではない
優しさを求め
安らげる人を探し続ける

ときめきを育てながらでも聞いてほしい
真実の見分けずらい世の中
夢を現実のものにするには
ひとりの力では成し得られはしないから

愛することの意味を知らないでいる
愛されることの喜びを知らないでいる
認め合うことの尊さを知らないで
他人を理解することは難しい

素直な気持ちのままで僕の言葉に耳を傾けてほしい
人々がともに成長してゆくには
お互いが理解し合うことから始まるのだから





【静寂の中】 (エルトン・ジョン「僕の歌は君の歌」)

ぼんやりと輝く夜の星座は
疲れて眠る魂にやさしくて
慌しい一日の
終わりの景色にふさわしい
街は明かりを無意味に飾っているけれど
素顔に近い姿をしている

彼女を月に見る時は
いつもより心むなしくて
周りを囲む星の多さにため息はこぼれる
夢では無意識に君をせめてしまうけれど
素直な気持ち いつまでも忘れてはいない

街がそれぞれに耳を澄まし
静寂の中
ありのままをさらけ出し存在を確かめる
お互いの在り方はそんな暗闇の中
心でしか聞けない静寂の中・・・

照れながら浮かぶ朝の月を
見つめるにはあまりにも気まづくて
何気ない通りの景色に目をそらせたくなる
街はたやすく色を染められてしまうけれど
夜とは別の美しさを魅せている

誰もがそれぞれに口を閉ざし
静寂の中
声無き声に耳を傾ける
お互いの在り方はそんな語らいの中
心でしか届かない静寂の中





【オニオングラタンスープ】 (サイモン&ガーファンクル「スカボロー・フェア」)

今夜のメニューはオニオングラタンスープ
チーズ バゲット タイム そして玉ねぎ
彼女はエプロンを掛けてキッチンに立つ
僕はあの日を思い出しながら彼女の料理を待つ


あれは雨の日の出来事だった
 (厚手の鍋を熱してサラダ油をなじませ)
彼女はのら猫のように軒の下にたたずんでいた
 (薄く切った玉ねぎをじっくりと炒める)
哀しさでやまないうるんだ瞳は
 (固形スープと水を加えて強火にかけ)
雨の景色をそのままに映していた
 (沸騰直前にあくを取りタイムの枝を加える)

僕は何も言わず傘を差し出した
 (エメンタールチーズとグリエールチーズ)
誰かを待っている様子はなかったから
 (チーズおろしでおろしておく)
一瞬見上げた瞳からひとすじの涙
 (バゲットは天パンに並べ)
彼女は僕の胸に激しく飛び込んできた
 (180度のオーブンで乾燥させておく)

スープは塩コショウで味を調え
 (僕は彼女の肩をそっと抱いてやった)
耐熱の器に注ぎバゲットを並べる
 (その肩は僕の腕の中で小さく震えていた)
おろしたチーズをバゲットにのせ
 (放り出した傘に小さな水たまり)
粉チーズもたっぷりと振り掛けておく
 (雨は誰にも同じに降り注いでいた)

200度から220度のオーブンで
 (涙の理由は聞くまでもなかった)
20分から25分程度焼かせておく
 (前にも一度あった事だったから)
チーズが溶けたら出来上がり
 (今度は彼女を離すべきじゃないと思った)
あとはテーブルへ運ぶだけ
 (今度は僕の手で幸せにするんだと誓った)


今夜のメニューはオニオングラタンスープ
チーズ バゲット タイム そして玉ねぎ
彼女はエプロンを掛けてキッチンに立つ
僕はあの日を思い出しながら彼女の料理を待つ





【幻を抱きしめて】 (ビートルズ「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」)

窓をたたく夜の風
君の便りを乗せた風
僕を朝まで寝かせてくれず
弱い心へと吹き込んでくる
ひとりの部屋の君もきっと
この風のように眠れない

枯葉の重なる道
湖のほとりへと続く道
水面に浮かぶ月を見れば
君をそばにすることができる
夜がそこに訪れる限り
蘇る愛の幻

 月の光に照らされながら
 同じ星を眺めた
 冷たい風に肩寄せ合っては
 温もりを分かち合った

白い景色が近い冬
いつもより少し寒い冬
思いは日ごとつのり
心は夜ごと冷えてゆく
そして今もあの時と同じ温もりを
ただひたすらに待ち続けていた





【愛の影】 (ビートルズ「フォー・ノー・ワン」)

薄くなった化粧
力を失くしたしぐさ
涙のかれたような瞳の奥には
愛を映す輝きは消えていた

言葉を失くしたくちびる
灯りの消えた微笑み
閉ざしたままの窓辺には
君を悲しませた影は見つけられない

深い傷を胸に感じて
長い一日を繰り返していた彼女
けれど今尚
姿無き彼に愛を傾けていた・・・

風の冷たい季節
人の恋しいたそがれ
通りの少ないいつもの街角には
待ち人を探す彼女の姿は見つけられない





【平和の祈りを込めて】 (ビートルズ「アイ・ウイル」)

小鳥のさえずりが聴こえてきたら
君の歌声も聴こえてくる
僕も一緒に唄ってもかまわないかい?
平和の祈りを込めて I Love You

どこまでも晴れやかな日があって
どしゃぶりの雨の日もある
どんな日にも変わらぬ笑顔で唄えるといいね
I Love You 平和の祈りを込めて

あたりまえのようにある穏やかな日々の
尊さをいつしか忘れてしまうのさ
いつも笑顔でいてくれる君に
変わらぬ感謝の気持ちでいたい・・・

誰かに愛が届いたら
平和の歌声が聴こえてくる
僕も一緒に唄ってもかまわないかい?
どんな日にも変わらぬ笑顔で唄えるといいね
きっとみんなも唄ってくれるのさ
平和の祈りを込めて I Love You
I Love You・・・ 





【ゴルフでオブラダ】 (ビートルズ「オブラディ・オブラダ」)

もしも日本のこの町に
オーガスタナショナルそっくりのゴルフ場できたなら
きっとこの町のゴルフ人口は10倍にもふくらんで
それはそれは活気のある町へと生まれ変わることでしょう
ゴルフでオブラダもしもこの町に
オーガスタナショナルができたとしたなら
ゴルフでオブラダもしもこの町に
オーガスタナショナルができたとしたなら

物置のすみっこでホコリをかぶっていた
ゴルフクラブをみんなして引っ張り出してくるのです
せっかくだからおニューでまわりたいからと
ゴルフショップも大繁盛 店長も笑顔が絶えません
ゴルフでオブラダもしもこの町に
オーガスタナショナルができたとしたなら
ゴルフでオブラダもしもこの町に
オーガスタナショナルができたとしたなら

あの美しい池を越えても越えなくてもハッピーなのです
あの速いグリーンをどこまでも転がっても愛しく思えるのです

東京ディズニーランドのゴルフ版
日本オーガスタとでも名付けましょうか
女性版マスターズなるものを開催しても
華やかで面白いかも知れません
ゴルフでオブラダもしもこの町に
オーガスタナショナルができたとしたなら
ゴルフでオブラダもしもこの町に
オーガスタナショナルができたとしたなら

背中の丸まったご老人たちの背筋も思わず伸びてしまいます
健康保険の負担率なんて小さな問題になってしまうことでしょう

もしも日本のこの町に
パー爺さんのゴルフ場がやって来たならば
毎日がワクワク ワイワイにぎやかな
それはそれは活気のある町へと生まれ変わることでしょう
ゴルフでオブラダもしもこの町に
オーガスタナショナルができたとしたなら
ゴルフでオブラダもしもこの町に
オーガスタナショナルができたとしたなら






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